2009年春に着工し10月中旬に完成した【木の家】です 重伝建の街並みの工事で、計画までに色々なしがらみが付きました。 重伝建に指定された建物は、修繕は出来るが建替えは出来ない。 それで、指定された家の裏に建てる事になり、車も入れない場所での施行。 そう言う事で大変な難工事でしたが、おかげさまで満足できる木の家が完成致しました!! その【木の家】の施工中から完成までを紹介させて頂きます。 |
左の写真が指定されたお家。右の写真が解体中です。
車が入れない為、殆どの工事は手作業。
機械に慣れた現代人にとっては、辛かったかも知れませんね。
地盤調査を実施しましたら、案の定余り良くない…
しかし改良するにしても機械が入らない。
どうした物かと悩んだ末、ジオクロスと言うシート張りで荷重を支える工法を採用。
何とか基礎工事も先に進む事が出来ました。
第3者による配筋検査も実施し、その後コンクリートの打設をします。
このコンクリート打設ですが、初めの文章通りポンプ車が入りません。
ですから、昔ながらの人力ポンプ。沢山の職人さんに手伝って貰いました。
それでも無事に基礎工事も終了し、建て方が始まります。
この建て方も、レッカーが入らず全て手作業。人間の力って凄い物ですね。
このお家も現場吹付け発泡ウレタンを使用しています。
車が置けず場所が悪くても、これだけは譲れませんね。
施工中の内部です。
左が居間で、右が寝室ですね。
共に天井及び床,腰は無垢材を使用し、壁は天然素材の紙クロスを貼ります。
完成しました!
左が1階トイレで、右が2階子供部屋です。
洋間であろうがトイレであろうが、全て柱が見える真壁構造。
何故かドシッとした安心感がありますね!!
リビングです。床には床暖房が施してあり、向こうに見える棚板はキャットウォーク。
キッチンも対面式で、明るく開放的なキッチンになりました。
左は階段の登り口で、右は寝室のクローゼットです。
最後に、今回改修した表の格子戸。
一番上に載っている写真と比べて見てください。
戸を変えるだけで、これだけ雰囲気も変わるんですね。
さて、最後まで見て頂きまして有難うございました。
今後もこのような癒しの【木の家】を提供させて頂きますので、
よろしくお願いします。